県下の動き−県民のたたかい
トヨタ車体前宣伝に反響-せこ比例候補【08.12.09】
派遣問題訴えに”共産党さんありがたい”の声
「派遣の問題を取り上げてもらってありがたい。共産党さん頑張って」。三重県の日本共産党北勢地区委員会が、せこゆき子衆院東海比例候補とともにトヨタ車体いなべ工場(同県いなべ市)門前で行った早朝宣伝が、大きな反響を呼んでいます。(三重県・白瀬総彦)
トヨタ車体は″非正規切り″などを率先して進めるトヨタ自動車のグループ会社。いなべ工場でも100人の派遣切りが計画されています。
国際的にも許されない
宣伝を行ったのは12月9日。工場正門前では、せこ氏が「大企業は体力もあり、もうかっているのに労働者の首を切る。こんなことは国際的にも許されない」と、労働者に犠牲を負わせて、もうけを確保するトヨタなどの姿勢を厳しく批判し、人間らしく働けるルールづくりをめざす日本共産党の考えを訴えました。
会社の担当者が車で何度も行き来して監視するなかでしたが、ほとんどの労働者がためらいなくビラを受け取り、配布枚数は600枚を超えました。「おっ共産党。ご苦労さん」とにこやかに声を掛けたり、車から手を振っていく人もいました。
宣伝の直後、共産党県委員会の事務所にさっそく電話が入りました。同工場で働く派遣の男性です。
共産党の宣伝を「ありがたい」という男性は、「会社の方針がコロコロ変わって派遣社員自身も今、混乱している。トヨタも利益があるのだから、すぐに雇い止めなどおかしい」と訴え、雇い止めにあった人への手当てを日本共産党に求めました。
日本共産党県議団にメール届く
日本共産党県議団のホームページにも労働者からメールが入りました。 「演説活動をしてくれてありがとう」と書き出し、期間工としての面接選考と銘打った事実上の派遣切りが同工場で行われていること、正月休み中に寮を出される人がいることなどを怒りとともに訴える内容です。
大企業の多い北勢地域で雇用問題の宣伝・対話に力を入れる中野たけし衆院東海比例候補(三重2区重複)にも、これまでになく激励の声がかかっています。
(2008年12月12日 「しんぶん 赤旗」)