県下の動き−県民のたたかい

国民の願い胸に-佐々木憲昭衆院議員【09.05.15】

バラマキ補正予算を批判

   15兆円にのぼる補正予算案が、5月13日に衆議院で強行採決されました。
 麻生さんが総理大臣になって半年余りの間に、第一次補正、第二次補正、2009年度予算、そして今回の補正予算と4回も予算を組んだのです。極めて異例です。 その目的が「選挙対策」であることは見えみえです。

 私は、4月28日の本会議で、日本共産党を代表して質問に立ち、「今必要なことは、バラマキ補正ではなく、国民の命と暮らしを直接守る緊急対策だ」と求めました。そして、補正予算の問題点を4つ指摘しました。
 ひとつは、総額15兆円が、国民の生活の実態から積み上げられたのではなく国内総生産(GDP・500兆円)の3%という「総額先にありき」 だということ。
 ふたつは、3?5歳の子どものいる家庭への手当や女性特有のがん対策などが、なぜ「一回限り」なのかということ。しかも、大企業だけに大盤振る舞いで、まともな中小」企業対策や大企業の「派遣切り」をやめさせる方策がないこと。最後に、バラマキのツケが、消費税の大増税で国民に回ることになるのではないかということです。このままだと消費税率は10%以上になりかねません。

 あと4カ月以内に必ず選挙があります。いつあっても、もはや「誤差の範囲」というべきでしょう。今度の総選挙は、国民に犠牲を押しつける政治を根本から切りかえるチャンスです。
 私も、皆さんとご一緒に、力いっぱい頑張ります。
                    (2009年5月15日  「しんぶん 赤旗」)

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