県下の動き−県民のたたかい
革新懇運動 発展させよう【14.07.16】
南京大虐殺の調査活動報告 三重
三重県革新懇の第23回総会を記念した講演会が12日、津市の生涯学習センターで開かれ、日中平和研究会代表の松岡環氏が「南京大虐殺」についての長年にわたる調査活動を報告しました。ホットなテーマとあって会場いっぱいの約150人が参加。中国や韓国のメディアも取材に訪れていました。
松岡氏は、中国・南京などでの300人以上の加害者の調査とともに、三重県久居の歩兵第33連隊などに所属していた元兵士250人の加害者としての証言を、自ら作った記録映画を上映しながら詳しく紹介し、南京大虐殺の実態を明らかにしました。
松岡氏は、南京大虐殺や日本の侵略戦争自体を否定する近年の国内の動きや、安倍自公政権による集団的自衛権行使容認の閣議決定を強く批判。「『前事不忘后事之師』(過去を忘れず後の戒めとする)を胸に、現状を正しく見る目を持ち、現在と未来に責任を持とう」などと参加者に呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2014年7月16日付けより)