県下の動き−県民のたたかい
リスク高いマイナンバー【15.10.21】
三重・津市 国民救援会が学習会
日本国民救援会三重県本部は18日、津市の市民活動センターで「マイナンバー(社会保障・税番号)」制度についての学習会を開き、木村夏美弁護士が講演しました。会場は80人を超える参加者であふれ、関心の高さを示しました。
木村氏はマイナンバー制度の仕組みを詳しく説明。マイナンバー法が個人番号の利用のことよりプライバシー保護のための規定ばかりである点を指摘し、「マイナンバーはいったん外部に漏れるとたいへんなことになる。この制度はプライバシー侵害のリスクがとても高い」と強調しました。
また、「『個人番号カード』の常時携帯が義務化されるようなことになれば、住民管理、管理社会の道具になる」と警鐘を鳴らしました。
参加者からは制度の内容についての質問が次々出され、「行政にとっては便利でも、国民にとっては個人情報をすべてのぞき見られるだけ。メリットはない」など制度を批判する意見も相次ぎました。
(「しんぶん赤旗」2015年10月21日付けより)