県下の動き−県民のたたかい
日本の報道萎縮憂慮【16.04.29】
三重 秘密保護法の学習会
特定秘密保護法は国民の知る権利と報道の自由を奪う危険な法だとして、英国エセックス大学人権センターフェローの藤田早苗さんを講師に迎えた学習会が23日、三重県伊勢市で行われました。秘密保護法を考える伊勢市民の会が主催。
藤田氏は、表現の自由に関する国連調査団に関連して来日しました。「国際社会から見た日本の表現の自由と報道の自由」と題して講演。特定秘密保護法が自由権規約19条に反するもので、政府の圧力による日本の報道の萎縮が国際的にも憂慮されていると指摘。「市民の側に立って権力を監視することがジャーナリストの役割である」と語りました。
参加者との質疑で、日本のサミットに向けた厳重な警戒体制で引き起こされうる問題に危惧を示しました。
(「しんぶん赤旗」2016年4月28日付けより)