県下の動き−県民のたたかい
辺野古用ケーソンつくらないで【16.08.27】
三重県民の会が製造会社に要請
辺野古のケーソンをつくらせない三重県民の会(柴田天津雄代表)は26日、JFEエンジニアリング横浜本社(横浜市鶴見区)に対し「辺野古基地建設用のケーソンを製造しないでください」との申し入れを行いました。沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設で使用されるケーソンは、鉄筋コンクリート製の巨大な土台のことです。
申し入れには三重県からの10人のほか、神奈川県や東京都などから約60人が参加。同社側は会の訪問を門前払いし、面会を拒否。正面ゲートの警備員が申し入れ書を受け取るにとどまりました。
沖縄の地元紙などの報道(2月)によれば、三重県内で辺野古の米軍新基地建設に使用されるケーソンが製造されるといいます。申し入れ書は、「三重県で巨大なケーソンを製造する能力のある施設はJFEエンジニアリング津製作所以外にはありません」と指摘。「貴社が『戦争協力企業』とならないよう、私たちは貴社が沖縄・辺野古基地建設用のケーソン製造からいますぐ手を引くよう強く申し入れます」としています。
同会は、同新基地建設用のケーソンをつくらないよう同社に求める署名に三重県や全国で取り組み、8月20日現在、1万6629人分が集まっています。
柴田代表はゲート前で「『JFEは戦争に手を貸すな』という多くの人々の思いを受け止めよ」と訴えました。
申し入れには日本共産党の本村伸子衆院議員、岡野恵美三重県議、社民党の福島瑞穂参院議員(代理)、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会の阿部悦子代表らが参加しました。
(「しんぶん赤旗」2016年8月27日付けより)