県下の動き−県民のたたかい

三重 「市民連合いせ」設立【16.12.06】

5区で野党共闘の実現を 芝参院議員訴え

 衆院選三重5区で、野党共闘の実現を目指す「市民連合いせ」の設立集会が3日、三重県伊勢市内で開かれ、約60人が集まりました。

 野党統一候補としてたたかった民進党の芝博一参院議員が駆けつけ、国政報告と衆院選に向けての決意を述べました。芝氏は、TPP承認案や年金カット法案など国民が望まない政治が行われ、安倍政権の暴走が加速していることをあげ、「今、野党がするべきは、政党同士が政策をぶつけ合うことではなく、多くの市民に共感を得られる大きな目標を掲げること。それができたからこそ参院選で勝利することができた」と強調。「衆院選では、なんとしても与党に3分の2の議席を与えないことが大事。政治は国民、地域のためのものでなければいけない。これからも共に頑張りましょう」と呼びかけました。

 「市民連合みえ」事務局から野党共闘の成果や衆院選の明るい展望を報告。

 「市民連合みえ」呼びかけ人の岡歩美さんは、衆院選に向けて「自分たちの望む社会のために、地域だからこそできることがある、届けられる声がある」と、一人ひとりができることからしていくよう励ましました。

 参加者からは、南伊勢町と紀勢町にまたがる芦浜地区で原発建設計画を市民運動で白紙撤回させた経験をあげ、原発反対の候補を望む声や、介護の支援切り捨ての不安などから「福祉の充実を実現できる候補者を」という声が上がりました。

 「市民連合いせ」は、多くの市民の意見を集め、政党や候補者と話し合う中で安保関連法や原発廃止などの三重5区での基本政策をまとめ、野党共闘の実現へ努力することを確認しました。

(「しんぶん赤旗」2016年12月6日付けより)

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