県下の動き−県民のたたかい
主体的な学び大切に【17.02.08】
津・みえ教育ネット 研究集会開く
三重県に勤務する、教育に関わる全ての職種の人なら誰でも入れる労働組合「みえ教育ネットワーク」が津市内で4日、和歌山大学の江利川春雄教授を招いて、第12回教育研究集会を開きました。
県内でレクリエーション企画を通して生きる喜びを伝えている「でこぼこ冒険隊」が手話を使った手遊びや参加者同士のつながり遊びをして盛り上がりました。
教育ネットの代表が「現場は業務の多さに疲れているが、学びを力に、希望が持てる職場にしていきましょう」とあいさつ。
江利川教授は「共同と平等で一人も見捨てない教育」と題して講演。安倍内閣の成長戦略の一つとして盛り込まれているグローバル教育が9割の子どもを切り捨てる教育であることを批判。子どもたちの学びを深めるには、子ども一人ひとりの意見を大切にした主体的な学びを行うことだと強調しました。
小学校の教育実習をした男子大学生(21)は「実習のとき、協同学習を実践して、普段の講義型の授業よりも子どもたちが集中していることを実感した。協同教育ではおとなも子どもたちから学ばせてもらうことが多い」と実習での手ごたえを語りました。
(「しんぶん赤旗」2017年2月8日付けより)