県下の動き−県民のたたかい
共謀罪阻止へ学ぶ【17.04.04】
三重・菰野の民衆運動から
「4.2つどい、再び暗黒政治と戦争を許さず」と題した学習会が2日、三重県菰野町で開かれ、約50人が参加しました。
西川洋三重大学名誉教授が「北勢地域の民衆(主に農民)運動に学ぶ」と題して講演。菰野での1920年代の農民運動の高揚期と1930年の四日市での三重県初の「治安維持法違反事件」以降の民衆運動への弾圧について報告。最後に、反戦的言動に対する取り締まりの例を示し、今の「共謀罪」法案を批判しました。
治安維持法の下で警察に長期間監視された経験者も発言。天皇や政府の要人が伊勢神宮に来るときに、父親を警察がサイドカーで何度も連行した経験が語られ、「『共謀罪』は大変なこと。戦前の治安維持法だ」と批判しました。
(「しんぶん赤旗」2017年4月4日付けより)