県下の動き−県民のたたかい

改憲への批判声あげる【17.05.09】

三重

三重憲法会議は3日、津の市で「5・3憲法を考える三重県民のつどい」を約120人の参加で開催しました。

 佐藤潤一大阪産業大学教授が「憲法はすでに改正されている?」をテーマに講演。佐藤氏は、憲法9条がすでに無意味なものになっていると見えるが、他国への侵略などができない歯止めになっている、人権という歯止めがなくなり、9条もないと世界8位の軍事費の自衛隊がどうなるのかと改憲の危険性を述べ、批判の声を上げ続けること、選挙に行って変えることを訴えました。

 参加者からは、安倍内閣の支持率がなぜ高いのか、若者にどうわかりやすく伝えるのか、などの質問が出されました。閉会のあいさつで石坂俊雄県憲法会議副議長が、共謀罪を廃案にしていこうと強調しました。

 参加した伊藤由利子さん(71)は、「日本の憲法はすばらしい。安倍さんがウソを言わざるをえないのは9条があるからとよくわかった」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2017年5月9日付けより)

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