県下の動き−県民のたたかい

同性カップル住所の無断公開問題【21.04.09】

三重県議会に対応要請ー山本りか県議

 日本共産党の山本りか県議は7日、自民党県議が同性カップルの住所を無断公開した問題で、日沖正信県議会議長宛てにしかるべき対応を求める申し入れをしました。
 自民党の小林貴虎県議は3月30日、公開質問状を送ってきた伊賀市の男性カップルの住所と名前が記載された封筒の写真を無断で自身のブログに掲載。2人が翌日抗議し削除を求めたものの応じず、5日になってようやく掲載をとりやめました。
 三重県は1日、性的指向などを第三者に暴露する「アウティング」を禁じる条例を全国初めて施行しました。
 山本県議は申し入れで、「SNSの掲載は削除されたものの、住所の公表は許されるものではない」と指摘。「『あらゆる差別を許さず、多様性を認め合う社会』を先頭きって推進することを旨とする三重県や三重県議会にとって許されない重要な問題だ」と主張しました。そして、全国からも県議会の動きが注目されており、緊急に代表者会議を開催して「しかるべき対応」をおこなうよう求めました。応対した服部富男副議長は「代表者会議を開くように調整している」と答えました。
 山本県議は「辞職勧告も視野に入れなければならない」と話しています。
 

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