中野たけしさんに期待します-鈴木　茂さん【07.07.07】

彼方に見える希望失わず歩む中野君

　中野武史君とぼくと、32歳と80歳。たいへんなへだたりだが、へだたりを感じさせない中野君だ。
　いまや堂々、国政をめざす中野君。あまりにも的中したすばらしい任務だ。三重県からこんな人がぜひと思う。
　彼が民主青年同盟の三重県委員長だったころから、いや、もっと以前からぼくのかけがえのない大事な親友だ。そのころから中野君をすがすがしい人だと思っている。
　中野君が都留文科大卒だときいたとき、なるほど都留文の味わいそのもののように思ったものだ。
　街頭から訴える声で、あっ、中野君だとすぐわかる。駆け寄って彼の演説にきき入る。飾り気など、ひとかけらもなく、本気、本音が一語一語胸を打つ。
　いま、この国の政治の大きなまちがいの彼方に見えている希望を見失わぬ中野君の目のうつくしさ。日ごとに力量が澄みかえり、日ごとにあたたかい中野君だ。
　その足で歩いて、一人一人の人間のよろこび、かなしみに触れているからこそ、彼の話は具体的。聞いているぼくの心をあたためてくれるし、勇気、希望を与えてくれる中野君である。
　　　　　　　　　　　　　　　 　鈴木　茂