県下の動き−県民のたたかい
産廃の安定型処分場廃止を要請
廃棄物問題ネットワーク三重が知事らに要請
三重県内の廃棄物問題にとりくむ市民団体でつくる「廃棄物問題ネットワーク三重」(吉田ミサヲ代表)は8日、産業廃棄物の安定型処分場を全面廃止するための法改正を国に働きかけるよう求める要請書を、野呂知事と岩名秀樹県議会議長あてに提出しました。
要請書では、廃プラスチック類や金属くず、がれき類など形状の安定している5品目のみ埋め立てが認められている安定型処分場が、有害な産廃の不法投棄の温床になっていると指摘。県内でも、全国最大規模の不法投棄が発覚した四日市市大矢知など、安定型処分場の問題が後をたたないとして、安定型処分場を廃止し、有害物質の流失を防ぐ措置がとられる「管理型」の処分場に移行させるよう求めています。
(2007年8月12日 しんぶん 赤旗から)