県下の動き−県民のたたかい
三重県議会が始まる【07.11.28】
借金積み増しを萩原県議が批判
三重県議会定例会が28日開会しました。日程は12月20日までの23日間。この日の本会議では2006年度県歳入歳出決算など認定議案12件を審議。日本共産党が反対した4件を賛成多数で、他の8件を全会一致で認定しました。日本共産党の萩原量吉県議が歳入歳出決算などについて反対討論を行いました。
萩原氏は、県債残高が一般会計と合わせて1兆223億円と、県の財政規模の1.42倍にもなり、元利償還のための公債費が1日換算約2億6千万円、利子の返済だけでも1日約5千万円という深刻な借金財政になっていることを指摘し、それにもかかわらず06年度も公共事業中心の建設地方債など942億円もの県債発行したことを強く批判しました。
さらに萩原氏は、減税の恩恵を受けて高収益を上げるシャープなど県内の大企業に多額の補助金を出す一方、県民の暮らしを応援する予算を厳しく削る県政を批判。野呂昭彦知事が14日に首相官邸で開かれた全国知事会議で、福田首相に消費税率アップを提案したことを「反県民的」だと糾弾しました。
(2007年11月29日 しんぶん赤旗)