県下の動き−県民のたたかい

1円から領収書公開へ【08.04.02】

三重県議会ー条例改正案を可決

 三重県議会は3月31日午後、本会議を開き、議員に支給される政務調査費の支出報告書に、1円からすべての領収書を添付するよう義務づけ、全面公開するための条例改正案を全会一致で可決しました。4月1日以降に支給される政調費が対象。すべての領収書が添付された2008年度分の支出報告書は09年6月以降に公開されます。なお、今年6月以降に公開される07年度分の支出報告書には、これまで通り1万円以上の領収書が添付されます。

 1円からの領収書公開は、3月中旬に全会派が合意し、08年度中の条例改正を予定していましたが、全国的な公開の流れを受けて、07年度中に前倒ししての条例改正になりました。同議会が今年から年2回開催になり、会期が継続中だったことも、議会のフットワークの良さを引きだしました。 
 
 日本共産党の萩原量吉議員団長は、「昨年の選挙での党2議席奪還が、政調費見直し論議を加速させる大きな力になりました。海外『視察』に政調費が使えるなど問題点も残っており、いっそうの透明化を主張していきたい」と話しています。
                        (2008年4月1日 「しんぶん赤旗」)

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