県下の動き−県民のたたかい

雇用促進住宅いきなり退去要請は冷酷な仕打ち【08.07.21】

佐々木憲昭議員の談話を紹介します。

 先日、三重県四日市市の雇用促進住宅にお住まいの方々と、懇談しました。
 この住宅は、三重県内の雇用促進住宅のなかでいちばん大きく、195戸の方々が住んでおられます。集会所には、たくさんの方々にお集まりいただきました。

 いま、政府が、雇用促進住宅を廃止して取り壊し民間に売り払う方針を打ち出し、大きな不安が広がっています。

 昨年12月の閣議決定を受けて、この5月から約半数の住宅に、契約打ち切り、退去要請が文書通告されています。住民から、「あまりに急すぎる」「説明も相談も無く、紙切れだけで乱暴」「引っ越せと言われても生活の先が見えない」など、不安や苦情が広がっています。

 全国では、35万人の方々が住宅を追い出されようとしているのです。高齢者も多いのに、一片の紙切れで住宅から追い出すというのは、あまりにも冷酷な仕打ちだと言わなければなりません。

 懇談では、「通知」さえも知らない方々が多いということも分かりました。住み続けられるようにするには「もっと声をあげるべきだ」など、活発な議論がかわされました。近々、政府交渉を行う予定です。
                  (2008年7月20日 「しんぶん 赤旗」)

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