県下の動き−県民のたたかい
伊賀市民祭りポスター図柄は不適切【08.09.14】
伊賀市―森永議員に認める
三重県伊賀市で8月に開催された「市民夏のにぎわいフェスタ」のポスターや広告チラシが、第一次世界大戦時に米陸軍が兵士募集に使っていたポスターをもとに作られていたことが9月10日、明らかになりました。
日本共産党の森永勝二議員が同日の市議会で取り上げ、「市民まつりにふさわしくない」と市の姿勢をただしました。市側は非を認め、「来年は市民の理解を得られるものにしていきたい」と答えました。
フェスタは、市や上野商工会議所でつくる実施委員会の主催で、市が補助金130万円を支出しています。 ポスターやチラシは人物の服装が浴衣に変わっている点以外は、米陸軍の物とほとんど同じ図柄。
作製を担当した印刷業者が別のイベントで同様のポスターを見かけて「インパクトがある」とそのまま引用し、実施委員会でも問題にならなかったといいます。
ポスターが兵士募集用とそっくりであることは、フェスタに参加していた「伊賀・九条の会」の会員が気付いて、同会が実施委員会に抗議していました。
(2008年9月14日 「しんぶん 赤旗」)