県下の動き−県民のたたかい
中部空港海上アクセス廃止ー四日市【08.09.09】
共産党は市の関与に反対貫く
三重県四日市市から中部国際空港への海上アクセスを運航するYAL(同市)は5日、国土交通省中部運輸局に10月5日からの航路廃止届けを提出し受理されました。2006年4月に開設された同航路は10月4日で運航を終えることになります。
YALは経営被たんしたセラヴィ観光汽船(同市)から今年4月に事業を引き継ぎましたが、少ない利用客と原油高による経営難の上に、同事業をめぐる贈収賄事件で同社社長と市の事業担当参事が逮捕されたことで、事業継続のために市が提出した支援策も、8月臨時市議会で否決されています。
日本共産党は、当初から「経営の見通しが立たない」として海上アクセス事業への市の関与に反対。事業継続への支援策に対しても「失政を取り繕うもの」だと厳しく批判してきました。
(2008年9月9日 「しんぶん 赤旗」)