県下の動き−県民のたたかい

派遣380人雇用守れ-シャープに申入れ【08.12.27】

シャープ三重工場に三重県委員会などが要請

 シャープ三重工場(三重県多気町)が液晶パネル生産ラインの一部を閉鎖し、派遣社員約380人を削減する方針を発表したことを受けて、日本共産党三重県委員会は12月27日、同工場を訪ね、日本共産党多気町支部、松阪市委員会との連名で解雇撤回などを申し入れました。工場には大嶽隆司県委員長、川辺仁造多気町議らが赴きました。

 申し入れでは、大量解雇を中止・撤回し、雇用に対する社会的責任を果たすこと、三重工場を存続し、地域経済の発展、福祉の向上に貢献することの2点を要請しました。

 話し合いの中でシャープ側は、削減される派遣社員380人のうち三重工場は80人、ほかは亀山工場(三重県亀山市)で、12月までで諷整していること、契約途中の打ち切りもあって派遣会社と労働者との間にトラブルがあることなどを明らかにし、人員削減の責任は感じているとの発言もありました。

 また、三重工場の閉鎖、撤退については「そんなことはない」とする一方、「世界を相手にしている」などと含みを持たせました。
                 (2008年12月29日 「しんぶん 赤旗」)

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