県下の動き−県民のたたかい
初の水道料金値下げへ-松阪市【10.01.30】
松阪市民や日本共産党の要求実る
松阪市は28日までに、水道料金を今年7月の検針分から平均で3・9%引き下げる条例改定案を、2月定例議会に上程することを明らかにしました。同市での水道料値下げは1951年の給水開始以来初めて。値下げは、県企業庁が市町に供給する水道料金を4月から引き下げるのを受けたもの。「景気悪化の中、市民の負担を減らしたい」(山中光茂市長)として、改定案では一般家庭の多くが使う水量帯での引き下げ率が大きくなっており、13?口径で30立方?使った場合7・4%の引き下げになります。
1年前の市長選での山中市長のマニフェストには、水道料金は触れられていませんでした。今回の引き下げ方針は、これを繰り返し求めてきた日本共産党市議団の論戦と市民の後押しが行政を動かしたものといえます。日本共産党市議団は議会ごとに水道料金問題を取り上げて引き下げを迫るとともに、料金が高いのは、県が蓮ダムや長良川河口ぜきの高い水を押し付けていることに原因があるとして、昨年10月には、日本共産党県議団とともに県企業庁に、受水費の引き下げや過大な契約水量の見直しを申し入れ、市に料金引き下げを求める署名運動にも取り組んできました。
(2010年1月30日 「しんぶん 赤旗」)