県下の動き−県民のたたかい
三菱化学排水データー改ざん新たに5件【10.02.12】
三重県は指導強化へ
三菱化学四日市事業所(三重県四日市市)は2月12日、同社が行っていた排水の汚染データ改ざんが先月下旬に発覚した2件のほかに少なくとも5件あったこと、排ガスについても法令に基づく検査が行われていなかったことを公表しました。
同社によると、2006年4月から09年12月までの同等業所内での排水データ改ざんは、条例に基づく基準値を超えたPH(水素イオン濃度)値を検出したケースなどで、少なくともさらに5件あり、データが欠落していて改ざんの有無が確認できないケースも41件ありました。法令に基づかない同社の自主検査でも、PH値が基準を超えたケースなどが92件ありました。
排ガスでは、データ改ざんは確認できなかったとしているものの、測定が法令に規定する回数で実施されていなかったケースなどが66件ありました。
三重県地球温暖化対策室では、同事業所への立ち入り検査を重点的に実施して、同社からの報告内容の事実確認を行い、指導を強付したいとしています。
(2010年2月14日 「しんぶん 赤旗」)