県下の動き−県民のたたかい
四日市市長に公開質問-三菱化学関係者との酒席問題で【10.02.12】
日本共産党四日市市議団が提出
四日市市の環境部長らが、汚染排水の検査データを改ざんした三菱化学四日市事業所への指導強化を表明した直後に、同社関係者との酒席に参加していた問題で、日本共産党四日市市議団(加藤清助、山本りか、前垣忠司の3議員)は2月12日、田中俊行市長の見解をただす公開質問状を同市長あてに提出しました。
日本共産党市議団は、今回の問題が、利害関係者との会食を禁じている市の職員倫理規定に違反するのは明白だとし、水質汚濁防止法の順守を求めながら、その相手と「裏で洒を酌み交わす」のは「市民を欺く行為と言われてもしかたがない」と厳しく指摘しています。その上で日本共産党市議団は、田中市長が「タイミングが非常に悪く、誤解を招き申し訳ない」とし、職員倫理規定とのかかわりを「現時点では判断しかねる」とコメントした点を、「市民感覚と非常にズレがある」と指摘。質問状で改めて、職員倫理規定に照らして市長の認識・判断をただすとともに、今回の件での倫理委員会の開催予定や、これまでの「酒席」の実態などを問い、15日までの回答を求めています。
質問状を受け取った黒田憲吾副市長は、コンビナート企業と市や地元自治会による「工業地域環境安全協議会」の年度末の会議の後、慣習として市職員が酒席に参加してきたことを認め、今後は「酒席への出席はやめる」と答えました。
(2010年2月14日 「しんぶん 赤旗」)