県下の動き−県民のたたかい
日本共産党公開質問に四日市市が回答【10.02.16】
三菱化学と四日市市幹部の酒席
四日市市の幹部が三菱化学四日市事業所関係者と酒席を共にしていた問題で、公開質問状を出していた日本共産党四日市市議団(加藤清助、山本りか、前垣忠司の3議員)に対して2月16日、田中俊行市長から回答がありました。
酒席は、市が汚染排水の検査データを改ざんした同社への指導を強化した直後の今月5日、地元自治会なども参加する「南部工業地域環境安全協議会」の懇親会として同事業所の会食施設で開かれ、生川貴司環境部長らが参加しました。
回答では冒頭、「利害関係者との接触について、市民の皆さんに疑念を持たれるような事態に至ったことは誠に遺憾であり、今後さらに一層、職員への指導を行っていく所存」だと表明。懇親会へは職員倫理規程に基づく所定の手続きを経て参加したものだと説明した上で、同規程の運用で今後、市民に疑義を持たれることのないよう、近く職員倫理委員会を開催して規程の見直しを進めるとしています。
同日開かれた定例記者会見で田中市長は、規程の見直し案として、会食への出席の届け出は今後すべて、市の法令遵守(じゅんしゆ)推進監と人事課でチェックすることなどを挙げました。
(2010年2月18日 「しんぶん 赤旗」)