県下の動き−県民のたたかい
海自の掃海訓練に反対【10.09.07】
三重県平和委員会 白塚漁協組合長らと懇談
三重県平和委員会の落合郁夫代表らは4日、津市の白塚漁協を訪ね、海上自衛隊の掃海訓練問題などで懇談しました。日本共産党の豊田光治津市議が同席しました。
防衛省は、海自の掃海訓練海域を、新たに三重県津市から松阪市沖の伊勢湾に設け、恒常的に訓練を実施しようと計画しています。
同問題で県平和委員会は先月、県漁連に訓練を受け入れないよう申し入れ、「受け入れは各漁協が決めること」との回答を得ています。
白塚漁協では、掃海訓練の話は今のところ、同漁協には来ていないことが明らかになりました。
訓練について役員からは「何のメリットもない」「訓練の時期が1,2月といっても、1月は操業中、2月には採貝が始まる。休漁期は無い」「バッチ網が主になっているが、迷惑だ」という意見が次々と出て、「この場では反対や」という結論になりました。
懇談では、海自が先月、四日市港を拠点に強行した「伊勢湾マリンフェスタ」の話も出され、「あんなのが来ると怖いわ」「(フェスタに参加したヘリ搭載護衛艦「ひゅうが」は)タンカーのような大型船で、それも後に船団が続いとるから、横切れんやん」「ぐるっと大まわりしたんや」などと、現場海域での苦労も語られました。
(「しんぶん赤旗」2010年9月7日付け 東海・北陸信越のページより)