県下の動き−演説会・集会
公害訴訟勝利 振り返る【12.08.29】
四日市で党創立記念の集い
三重県の日本共産党北勢地区委員会と四日市市日本共産党後援会は8月25日、党創立90周年記念のつどいを四日市市内で開きました。
つどいでは、今年が四日市公害裁判の原告住民勝利判決40周年であることから、住民の立場に立ってコンビナート企業とたたかってきた日本共産党の役割に焦点が当てられました。
第1線で公害と対峙してきた萩原量吉前県議は、公害行政を大きく変えた四日市公害裁判勝利判決の意義を強調。窒素酸化物の排出規制が緩められるなど、その後の資本側の巻き返しの実態も指摘し、大企業への民主的規制を強化し公害を根絶するためには日本共産党の躍進が必要だと訴えました。
また、元コンビナート企業労働者の松岡三郎・党地区委員長代理が党支部や労働者の、住民と連携したたたかいを紹介。元中部電力労働者の宮浦章汎・四日市市党後援会長代理は、原発推進の一方で、自社の労働者への思想差別・人権侵害を進めた中電の実態と、それをはねのけた裁判闘争の歴史を振り返りました。
会場からも、公害をなくす運動の今後の進め方や、党をどう大きくするかなど積極的な発言が出されました。
(「しんぶん赤旗」2012年8月29日付けより)