県下の動き−県民のたたかい

自治体の平和力 3団体が講演会【13.02.05】

津で開催

 三重県原爆被災者の会、三重県生活協同組合連合会、原水爆禁止三重県協議会の3団体は2日、津市内で「自治体の平和力」と題した講演会を開きました。

 講師は、立命館大学社会システム研究所客員研究員の池尾靖志氏。

 3団体は、ここ10年ほど平和行進を合同でとりくみ、夏の行進に向けた学習会を毎年積み重ねてきました。今回の学習会は、改憲が声高に叫ばれるようになっているいま、自治体を平和のとりでにしていくため、それぞれがどのような役割を果たすべきかを学ぼうと計画したものです。

 池尾氏は、沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)建設反対のたたかいをDVDで伝えるとともに、非核平和自治体宣言や平和市長会議といった、地域から平和をつくりだしていく自治体の現状を紹介しました。

 参加者は、質疑や討論も行い、自分たちの暮らす地域の自治を確立していくことによって「『まち』がその気になれば、戦争だってとめられる」ことに確信を強めました。

(「しんぶん赤旗」2013年2月5日付けより)

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