県下の動き−県民のたたかい

改憲の流れ止めよう 【13.01.31】

真宗高田派 常盤井法主が講演

 三重県の「九条の会・津」は27日、津市内で市民平和講座を開き、真宗高田派法主の常盤井鸞猷氏が「現代に生きる仏教の平和理念」と題して講演しました。法主が講演するとあって会場には幅広い市民が詰めかけました。

 最初に三重大学名誉教授の西川洋氏が、衆院選で「改憲派」が多数の議席を獲得し、尖閣諸島問題やアルジェリア事件を口実に軍備増強や「解釈改憲」の動きが強まるなど、憲法をめぐる最近の情勢を報告しました。

 西川氏の話を受けて常盤井氏は、「大変な事態。私たちの望む方向とは別の方向に流れている」とし、「改憲の流れを止めるためには、皆さんお一人お一人が平和への理念を固く持っていただくこと以外にない」と強調しました。

 自民党などが「国防軍」を言い出したことについて常盤井氏は「もはや一国を守る時代ではない。世界のすべての国が地球を守るために協力しなければならない。そのためには日本という国が大事な役割を担っている」と指摘しました。

 さらに常盤井氏は「仏教は究極の平和の教え。平和運動、人権運動は仏教徒がその先頭に立たなければならない」と訴えました。


(「しんぶん赤旗」2013年1月31日付けより)

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