県下の動き−県民のたたかい
国民を欺くTPP問題【13.06.06】
津で緊急学習会
「TPP(環太平洋連携協定)止めよう緊急学習会」が1日、三重県津市の県教育文化会館で開かれました。
三重農民連、新婦人三重県本部、農業・農協問題研究所三重支部、みえ自治労連の4団体が共同で呼びかけたもの。「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」に参加する徳田博美・三重大学准教授が講演しました。
徳田氏は、TPPを進めるアメリカの戦略を「WTO(世界貿易機関)での交渉が思い通りにならないからといって、仲間だけを集めて自分勝手なルールをつくり、他に押し付けるようなやり方」だと指摘した上で、TPPへの加入で懸念される具体的な影響を農業・食料問題を中心に解明しました。
さらに徳田氏は、TPP自体が秘密交渉で内容が国民には知らされないことや、自民党政府が公約を破って交渉参加を表明しただけでなく、日米事前協議で一方的に譲歩してきた事実を隠して国民を欺こうとしているなど民主主義を破壊する事態になっている点を強調し、強く批判しました。
(「しんぶん赤旗」2013年6月6日付けより)