県下の動き−県民のたたかい
放射線被ばくを解説 【13.06.04】
津 平和行進キックオフ学習会
「2013年平和行進キックオフ学習会」が1日、三重県津市の教育文化会館で開かれ、沢田昭二名古屋大学名誉教授が「ヒロシマ・ナガサキからフクシマ…放射能を考える」と題して講演しました。
学習会は県原爆被災者の会、県原水協、県生協連の3団体が共催しました。三重県では、毎年、国民平和大行進の通過にあわせて3団体が合同の平和行進や事前学習会にとりくんでいます。
沢田氏は、原爆と原子炉の原理、放射線被ばくの人体影響などを解説。ヒロシマ・ナガサキでの放射性降下物による内部被ばくの深刻な影響を日本政府がいまだに認めていないことを強く批判し、フクシマの、特に子どもたちの内部被ばくの実態を早急に調査する必要性を指摘しました。
核兵器廃絶運動の現状について沢田氏は、核不拡散条約の現状について沢田氏は、核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会で出された「核兵器の非人間性に関する共同声明」への賛同を日本政府が拒否したことを批判。核兵器を容認し原発を推進する日本政府の姿勢を変える運動を呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2013年6月4日付けより)