県下の動き−県民のたたかい
「秘密のある国」反対【14.04.01】
保護法廃止を 津市で集会
秘密保護法の廃止を訴える市民集会が29日、三重県津市の教育文化会館で開かれ、県内各地約180人が参加しました。「秘密保護法に反対する市民ネットワーク・三重」が主催したもの。参加者は集会後、「安倍政権は憲法を守れ。国民の知る権利を守れ」などとアピールしながら市内をパレードしました。
集会では、「秘密保全法に反対する愛知の会」共同代表の中谷雄二弁護士が講演しました。
中谷氏は、秘密保護法が情報管理のシステム化とともに国民を監視する治安立法としての側面があり、戦前の軍機保護法や国防保安法と共通する危険性があることなどを指摘。憲法9条を骨抜きにする安倍政権の立法改憲の一環としての秘密保護法の役割を明らかにしました。
その上で中谷氏は、国会内情勢とは異なって秘密保護法に反対する国民の運動が法成立後の今も続いていることにたたかいの展望があるとし、同法撤廃への市民運動をさらに大きく広げることが日本の民主主義を一段レベルアップさせ、政治を変える力になると強調しました。
(「しんぶん赤旗」2014年4月1日付けより)