県下の動き−県民のたたかい
介護保険考える懇談会を開催【14.05.29】
三重・多気町
三重県多気町で25日、「介護保険を考える懇談会」が開かれました。地域の日本共産党支部も参加する「多気町の介護をよくする会」が主催したもの。県社会保障推進協議会の村瀬博氏(三重短大講師)が、国が進める介護制度改悪の問題点などを報告しました。
参加した町の担当職員からは「町としては国の制度なので受けざるを得ないが、現在5100円の介護保険料を8000円まで上げざるを得なくなる」など苦しい財政状況が出され、介護事業所職員からは「要支援の人が介護保険からはずされたら、かえって体調が悪化する心配がある」などの意見が出されました。
「介護保険の財政が大変というが、介護サービスを利用することで家族が仕事に就いて税金を払うなど、他のところで町財政に貢献している」「弱者が困る政治ではあかん」などの声もありました。
(「しんぶん赤旗」2014年5月29日付より)