県下の動き−県民のたたかい
三重・伊勢 介護保険事業計画案【14.12.18】
意見公募呼びかけ
三重県伊勢市の「くらしと福祉を守る伊勢連絡会」と「南勢介護医療ネット」(労働組合)は、15日から始まった同市の介護保険事業計画案へのパブリックコメント(意見公募)に、多くの市民が意見や要望を上げるよう、ビラを配布するなどして市民に呼びかけています。
「要支援者」向けの訪問・通所介護を市町村の事業に丸投げするなど介護保険を大改悪する医療・介護総合推進法が来年4月から3年間の介護保険事業計画が作られますが、「くらしと福祉を守る連絡会」などによると伊勢市の計画案は、特別養護老人ホームの入所待機者が1000人を超えているのに増床計画が60床のみなどと、市民を守る内容になっていません。
「連絡会」では、県内の他市で法の実施に先んじて介護保険を利用しにくくする行政が進められていることなどを指摘して「伊勢市でもこんなことになったら大変だ」と警鐘を鳴らし、パブリックコメントへの参加を広く訴えています。意見公募は来年1月14日までです。
(「しんぶん赤旗」2014年12月18日付より)