県下の動き−県民のたたかい
「憲法守る」一点で共同【15.01.31】
三重・多気町 「9条の会」結成
三重県多気町の町民文化会館で29日、「多気町9条の会」結成総会が開かれました。「二度と戦争を起こしてはならない」と多彩な町民14人が憲法9条を守る一点で呼びかけ人に名を連ねました。
総会では呼びかけ人のうち本楽寺住職の尼子文成さん、元高校教師の逵晴世さんが自身の戦争体験を語り、「九条の会」運動を通じて平和を守る決意を述べました。また、獣医師の山添馨さんが戦争を知らない世代として今、戦争を語り継ぐ思いを語りました。
「松阪9条の会」呼びかけ人代表の多喜正男さんも参加し、集団的自衛権行使をめぐる情勢や憲法を守る意義を語って「多気町9条の会」にエールを送りました。
会場からは「お互いに平和な世界を築きたい」「こんな会を待っていた。本当にうれしい」「若い人にもどんどん広げたい」など、不穏な世相の中で平和を願う熱い思いが次々出されました。
会の代表世話人には逵さん、山添さんと日本共産党前町議の川辺仁造さんが、事務局長には松木豊年さんが選ばれました。
(「しんぶん赤旗」2015年1月31日付けより)