県下の動き−県民のたたかい
憲法守る 「戦争立法」許さない【15.05.08】
安倍政権の動き批判 三重
「憲法記念日に日本国憲法を考える三重県民のつどい」が3日、津市の県生涯学習センターで開かれました。三重県憲法会議(議長・西川洋三重大学名誉教授)の主催。立命館大学教授の君島東彦氏が講演しました。
君島氏は「憲法は国際関係そのもの」だと指摘し、日本国憲法の平和主義を守るためには今の世界がどうなっているのか分析する必要があると強調。日米関係については「日本は衰退する米国の覇権を軍事力、経済力で補完することで生き延びようとしている」と分析し、安倍政権の動きを強く批判しました。
君島氏は、戦争を「しない」平和主義と同時に、平和な世界をつくるために日本が非軍事的に何をなしうるかという「する」平和主義、憲法が規定する本来の「積極的平和主義」が今問われていると指摘。その担い手としてNGO活動の必要性を強調しました。
閉会あいさつでは、石坂俊雄弁護士が今年10月から本格実施される「マイナンバー」制度の危険な役割に警鐘を鳴らしました。
(「しんぶん赤旗」2015年5月8日付より)