県下の動き−県民のたたかい

戦争法廃止・基地反対結んで【15.12.22】

三重で集会 渡辺氏共同訴え

   戦争法廃止の政府実現と2000万署名推進のための集会が21日、津市内で開かれ、党派を超えた市民ら180人が集いました。

 渡辺治一橋大名誉教授が、戦争法廃止のためにどんなたたかいをしたらいいのか講演しました。

 渡辺氏は、辺野古新基地反対と戦争法廃止の運動は車の両輪と強調。米軍の戦争に協力させられる戦争法の下、安保の名で米軍基地を押し付けることは沖縄だけの問題でなく、日本に住むすべての人にかかわる問題だとのべました。その上で「地域で戦争法廃止と辺野古新基地反対の運動を結びつける、さらに広範な運動をつくらないといけない。世論調査では低く見積もっても5割以上の人が戦争法に反対している。いま声を上げていない人が立ち上がる状況をつくれば、大きく事態を変えることができる」とし、そのために2000万署名を成功させようと呼びかけました。

 日本共産党の国民連合政府構想が戦争法廃止と立憲主義回復を求めていることについて、政党の共同を広げるために敷居を低くしたからだとし、共同を広げる中で、辺野古新基地や環太平洋連携協定(TPP)、原発再稼働の問題を解決する展望も開けてくるとのべました。

 集会に参加した津市内の男性(48)は、「戦争法は強行されたが、幅広い人が立ち上がった成果に確信をもって廃止のための運動を進めたい」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2015年12月22日付けより)

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