県下の動き−県民のたたかい
「九条の会」が市民討論集会【16.02.02】
三重・津
三重県の「九条の会・津」は1月30日、津市市民活動センターで「戦争をする国にしないためにー市民討論集会」を開催。約60人が参加しました。
問題提起として、沖縄で辺野古新基地建設反対運動などに参加している元高校教師の冨田正史さんが沖縄の現状を報告しました。
宜野湾市長選挙について冨田さんは、現職陣営が辺野古「移設」に一言も触れなかったとして、「市民は辺野古新基地に賛成したわけではない」と指摘。“不屈の人”瀬長亀次郎・元日本共産党副委員長の言葉を引用しながら「『オール沖縄』の思いは変わっていない。沖縄は諦めない」と強調しました。
安保関連法制は違憲だとして国に無効確認などを求めて提訴した九条の会会員の珍道世直さんが訴訟への思いや訴えの要点を報告しました。
珍道さんは、戦争法成立国会を振り返って「まさに憲法と国民の声を無視した強行採決。法治国家ではない」と厳しく批判。「今後の方向として、『アベ政治を許さない』国民運動ともう一つ、司法のたたかいがある。黙っていてはいけないと提訴した」と本人訴訟に踏み切った思いを語りました。
(「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページ 2016年2月2日付けより)