県下の動き−県民のたたかい
「建国記念の日」反対集会【16.02.13】
津 たたかいグローバル化進む
三重県津市で、「『建国記念の日』を考える集い」が開かれ、約100人の市民が参加しました。県歴史教育者協議会などでつくる実行委員会の主催。
東京造形大学の前田朗教授(刑事人権論、戦争犯罪論)が「平和を希求する構想力を」と題して講演しました。
前田氏は「9・11」以降、アメリカなどが対テロ戦争を口実に新植民地主義による世界支配を強めているとし、これを「グローバル・ファシズム」と呼んで警鐘を鳴らしました。平和を求める市民のたたかいのグローバル化にも言及し、軍隊のない国家が27カ国にも及んでいることや、国連では「平和への権利宣言」が草案作成にまで至っていることを紹介しました。
質問に答えて、伊勢志摩サミットで「テロ対策と称しての人権侵害」が起きる危険性も指摘しました。
集いでは、南西高教組元委員長の貞森義和氏が「みなさんの知らない伊勢神宮」と題して話しました。
(「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページ 2016年2月13日付けより)