県下の動き−県民のたたかい
未設置校区問題 研究集会で議論【16.03.11】
学童保育 三重県連協
三重県学童保育連絡協議会は6日、津市内で第28回の研究集会を開きました。参加者は年々増え、今回は約500人が集いました。
三重県の学童保育は全市町の計337ヵ所で開設されていますが、今なお約4分の1の小学校区で未設置となっています。みえ労連の調査によると公設は6割弱にとどまり、全国平均とはかなり隔たった状況に置かれています。
全体会では、藤田智成連協会長が基調報告を行い、三重県で初めて学童保育が誕生してからの50年の歴史を振り返り、「子ども・子育て支援新制度」発足後の問題点などを明らかにしました。
元松阪市小学校教諭の土佐いく子さんの記念講演「子どもがまんなか、学童保育」は、子どもたちの可能性に信頼を寄せた話が大きな共感を呼びました。
8分科会では実践交流、研究討議が繰り広げられました。
(「しんぶん赤旗」2016年3月11日付けより)