県下の動き−県民のたたかい

安保法制廃止へ共闘【16.12.20】

市民連合伊賀名張 芝議員(野党統一)招き集会 三重

 衆院三重1区の野党統一候補擁立を目指す「市民連合伊賀名張」が17日、野党統一で勝利した民進党の芝博一参院議員を招いて、「安保法制廃止と私たちの未来」と題した集会を名張市で開き、約80人が参加しました。

 呼びかけ人の松原美省さんは、自公維新の「政権を争う選挙で政府構想を持たない野党連合に政権は渡せない」という批判に対し、「野党共闘が目指す『安保法制撤廃、立憲主義の回復』以上の鮮やかな政権の旗印はない」とあいさつ。

 高山進三重大学名誉教授が「『市民連合みえ』による参院選の総括」と題して、市民が関わった選挙の変化を中心に報告しました。

 芝議員は、国会で安倍政権が暴走し、衆参両院で与党が3分の2の議席を有していることでカジノ法案や年金カット法案など、国民が望まぬ法律が通ってしまうことを批判し、衆院選で与党が持つ3分の2の議席を崩すことが大切だと強調。「憲法守ろう、安保法制廃止の一致点で三重県の小選挙区での野党統一候補の実現に向けて話を進めていく」と語りました。

 講演のあと、芝議員を囲んで、市民団体の代表らと公開ディスカッションが行われ、複数の子育て世代の代表から「子どもを産めば産むほど困窮する。安心して子どもを産める社会に」「今の政治は企業や財界ばかり見ている。もっと多くの市民が立ち上がらないといけない」といった意見や要望が出されました。

(「しんぶん赤旗」2016年12月20日付けより)  

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