県下の動き−県民のたたかい
「部落差別」固定永久化法を学ぶ【17.01.28】
三重・松阪
人権連三重県連合会が23日、松阪市内で、民主主義と人権を守る大阪府民連合の谷口正暁さんを招いて、「部落差別」永久化法を廃止するための学習会を開きました。
先の臨時国会で成立した「部落差別」永久化法は、実態的差別が基本的に解消され、新たな立法を必要とする事実がないもとで作られた、部落差別解決に逆行し差別固定化の危険がある法律です。
同会の橋本進書記長が「大阪での取り組みを学び、これからの活動に生かしていきましょう」とあいさつ。
谷口さんは、部落問題についての大阪府での取り組みを説明。府の「人権問題に関する府民意識調査」で同和問題に関する項目が特別扱いされているのを撤廃させ、府教育センターのホームページから同和教育にかかわる教材を全て削除させた事例を紹介し、社会問題として部落問題が今日の日本に存在しないことを強調しました。
日本共産党松阪市議で人権連松阪地区協議会の久松倫生委員長が「時代を後戻りさせるような法律は許さないということを、もっと三重県中に広めていこう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2017年1月28日付けより)