県下の動き−県民のたたかい

【17.12.01】三重県議会一般質問に立つ

三重県議会一般質問に立つ

  三重県議会で日本共産党の山本りか県議が一般質問に立ちました。
山本県議は、小中学校の学習指導要領が改訂され、2018年度から小学校で、2019年度から中学校で、「道徳」が特別の教科になることを受けて質問。「道徳」の教科化が、子どもに対する道徳観の押しつけになる、教師が「教科書通り」ということで例えば「クラスのいじめを取り組みたい」と思っても出来なくなるなどの問題点を指摘。憲法や子どもの権利条約などの学習、授業や学校生活の中で、子どもを人間として大切にする市民道徳こそ必要と主張しました。
この動きの中で出てきた安倍内閣の「教育に関する勅語を教材として用いることは否定されない」との閣議決定について、教育勅語は「天皇、国家のために身を捧げよ」として侵略戦争を支えたことを指摘し教材化を批判。その上で、鈴木英敬知事の見解を問いました。
鈴木知事は「市町の教育委員会から教育勅語の活用について情報提供を受けたことはない」と答弁し自らの見解は示しませんでした。
また山本県議は、来春誕生の四日市工業高等学校ものづくり創造専攻科について、校舎の完成が4月に間に合わない、現場の先生に十分に内容が周知されていないなど、準備は大丈夫かと指摘。しっかりとしたスタートを切って、生徒たちが力を付け、地域産業の担い手となっていける充実した専攻科となるように求めました。

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