県下の動き−演説会・集会
核兵器廃絶展望を学ぶ【22.01.15】
核兵器廃絶展望を学ぶ 三重県原水協など
原水爆禁止三重県協議会(三重県原水協)は9日、津市で核兵器廃絶を考える学習会を開催し、オンライン視聴を含め約50人が参加 しました。三重県原爆被災者の会、原水爆禁止津市協議会との共催です。
県原水協の西尾比呂也理事長は、「核の傘の下にある日本政府を変えるために何をすべきか、学習し確信を深めよう」とあいさつしました。
原水爆禁止世界大会起草委員長の冨田宏治氏(関西学院大学法学部教授)が「コロナ禍による世界の変化と核兵器廃絶の展望」と題してオンライン講演。
富田氏は、コロナ禍により、世界中で新自由主義への批判や、「軍事費を削りコロナ対策へ」という声があがっていると強調。ノルウェーやドイツなど核の傘の下にある国でも、政権交代後に核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を表明するなどの変化を説明。日本でも、総選挙で野党共闘の有効性は明確に示されたと述べ、「政権交代で条約を批准する政府をつくろう」と呼びかけました。「投票に行かない人にどう訴えるべきか」という参加者からの質問に冨田氏は、「民主党政権に失望した人や、貧困・格差で政治に関心をもつ余裕もない人から共感されるアプローチが必要」と答えました。