県下の動き−演説会・集会
「2・11に考えるつどい」を開催 【23.02.14】
戦争違法化の歩み学ぶ
津市で「建国記念の日」の11日、「2・11に考えるつどい」が開かれ、約70人が参加しました。県内各地の九条の会や三重県歴史教育者協議会などでつくる実行委員会の主催。
県歴史教育者協議会の大西孝明氏が問題提起し、「建国記念日」が2月11日であることの科学的根拠がないことを述べ、日本古来の伝統ではなく、明治政府が紀元節として一方的に始めたものだと指摘しました。
佛教大学名誉教授の原田敬一氏が「『戦争』はどう終わらせてきたのか」と題して講演。戦争を始めてしまえば、講和条約の締結だけで終わらせることはできず、相互の憎しみの感情の克服、遺族の取り扱いなどさまざまな課題を解消しなければ本当の終戦にはならないと指摘。日本が、日清戦争からアジア太平洋戦争までの間、ひたすら中国への権益を求めてたたかった歴史を振り返るとともに、第2次世界大戦後に成立した国連憲章など、世界が戦争の違法化への道を歩んできたことを説明しました。