政策と見解−県・市・町の動き
子ども医療費窓口無料化 知事回答「切実な声」三重【13.12.28】
党県委員会が予算要望
日本共産党三重県委員会は26日、県庁で鈴木英敬知事と面会し、来年度の県予算編成と県政運営が県民の暮らしを守るものになるよう提案、要望しました。大嶽隆司委員長と萩原量吉、真弓俊郎両前県議、堀山清信自治体部事務局長が参加しました。
党側は県政への重点要望として、税金滞納者への強引な徴収をやめること、子どもや
障害者への医療費無料対象拡大と病院窓口での無料化、30人以下学級の拡充、防災対策の強化と公害防止計画の策定など10項目を挙げ、予算化を求めました。県職員の自衛隊への体験入隊や、知事自身の靖国参拝と伊勢神宮の儀式への参列などを批判し、知事の政治姿勢をただしました。
要望の中で、子どもの医療費の窓口無料化について鈴木知事は、「検討している」と前年と同じ回答をしましたが、党側の重ねての要求に「(県民の)切実な声を分かっていないわけではない」と答えました。
昨年の予算で突然減額し、県民の猛反発を受けた学童保育の運営費補助金について鈴木知事は、市町からの要望額を満額予算化することを表明。コンビナート防災計画を改めて策定する準備を進めていることを明らかにしました。
一方で鈴木知事は、県職員の自衛隊研修は「災害対応能力の向上で一定の役割を果たした」とし、伊勢神宮の儀式への参列は「政教分離に反するものではない」などと党側の批判に反論。秘密保護法については「必要だと考えている」としました。
(「しんぶん赤旗」2013年12月28日付けより)