政策と見解−県・市・町の動き

子ども医療費窓口負担ゼロへ【15.07.03】

三重県議会が請願採択

 三重県議会の6月定例月会議は6月30日、2015年度一般会計補正予算案など27議案を原則通り可決し、散会しました。

 請願審議では、子ども・一人親家庭・障害者の医療費窓口無料や、県残土条例制定などを求める請願5件を賛成多数で採択。「ヘイトスピーチ」の対策強化や環太平洋連携協定(TPP)交渉の慎重な審議、米価の暴落対策などを国に求める意見書5件も賛成多数で可決しました。

 日本共産党県議団は一般会計補正予算案など5議案に反対し、他の22議案と請願・意見書のすべてに賛成しました。

 反対討論に立った山本りか議員は、補正予算案の「『確かな学力』を育む総合支援事業」について「テストのためのテスト、テストのための授業へ、学校教育がゆがめられる」と批判。マイナンバー制度実施のための条例案についても個人情報が流出するリスクの大きさなどを指摘。消費税10%増税を明記した県税条例改正案にも反対を表明しました。

 岡野恵美議員は請願・意見書の賛成討論に立ち、医療費窓口無料を求める県民の切実な願いや幅広い分野に広がるTPP反対の声、米価暴落に苦しむ農民の実態などを強調し、各請願の採択を訴えました


(「しんぶん赤旗」2015年7月3日付けより)
 

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