政策と見解−県・市・町の動き

学テの弊害を指摘【17.06.18】

三重県議会 山本氏が一般質問

三重県議会で12日、日本共産党の山本りか県議が一般質問に立ちました。

 山本県議は、全国学力テストが学校現場のいじめなどの子どもたちの荒れや教職員の精神疾患の原因の一つになっていると指摘。学力テストで平均点以上をとれという目標を掲げることが、三重県の教育をゆがめていると批判しました。

 廣田恵子教育長は、「学力テストの調査に取り組んでいくことが学校指導の改善になる」と答え、学力テストの弊害を認めようとはしませんでした。

 産業界の意向を聞くという教育長の言に対して、山本県議は、学力テストは人間をモノ扱いして使い捨てにしている社会の流れと一体のものだと批判。教育長に「子ども目線、現場目線の教育」を求めました。

 また山本県議は、太陽光発電のガイドライン策定について質問。「再生可能エネルギーの乱開発が、森林など自然環境を破壊し再生不可能にしてしまうことは本末転倒」と批判し、いっそうの規制を主張しました。

 村上亘雇用経済部長は、県独自のガイドラインを今月末に策定したい」などと答弁しただけでした。

 岡野恵美県議も関連質問に立ち、伊賀市から南山城村(京都府)にまたがるメガソーラーの開発計画について、住民が反対し不完全な計画になっていると指摘。県として環境アセスメントを適用すべきだと求めました。

(「しんぶん赤旗」2017年6月18日付けより)

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