選挙情報−衆議院選挙
国民の願い胸にーせこ ゆき子衆院比例候補【09.03.27】
高等教育費無償が主流
愛知県で今春4つの県立高校で授業料を期限までに払わなかった生徒に卒業証書を渡さず、成績の5段階評価で「授業料滞納」が理由で1にした学校があることが明らかになりました。
さっそく民青同盟のみなさんと県教育委員会へ申し入れを行いました。
県教委は「授業料滞納で成績通知表の評価を変えるのは問題で知らなかった。是正を指導したい」と応えましたが、「苦渋の選択として卒業証書を渡さなかったと思う。生徒自身が授業料を払う義務を果たさなければ卒業できないことを知ってもらうことも教育的に大事だ」と。
いったん卒業式で渡した証書を取り戻して、授業料の滞納分の肩代わりに担保することが「教育的」でしょうか。滞納一掃と卒業証書授与がなぜリンクするのかしら。今日とくに経済的に深刻な事態が進行するもとで、見せしめに卒業証書を「借金の証文がわり」のようにとりあげたりすることが生徒たちに惨めな思いを一生背負わせるほどの打撃を与えることにならないでしょうか。
滞納分の予算を阻んでいるところもあるといいます。どんどん退学させている自治体や、金を払うまで印鑑のない卒業証書しか渡さない自治体もあります。
世界人権規約では高校・大学などの高等教育の教育費無償をうたい、それが世界の主流になっているのです。私学に通う生徒たちはもっと深刻です。
「学費が払えず高校卒業、入学できない若者を一人も出さない」日本共産党の緊急提案の実現が強く求められています。