選挙情報−衆議院選挙
総選挙目前【09.06.25】
「自民はあかん」の声次々と
文字通り自前に迫った総選挙。三重県でも各党の動きが、いよいよ熱を帯びています。
自民と民主は小選挙区が中心。前回衆院選では、県内5選挙区のうち自民3議席、民主2議席(比例復活を含めると両党4議席ずつ)ですが、参院は民主が県内2議席を独占。県議会も民主系が多数を占めています。
自民は、「全選挙区で勝利するよう死に物狂いで頑張る」(三ツ矢憲生県連会長・三重5区)といいますが、かつての自民王国の衰退ぶりは顕著で地盤だった農漁村でも「自民ではあかん」の声があふれています。
一方の民主。「政権交代」だけが旗印ですが、「全体で過半数を取るために、三重でも最低限、過半数を取りたい」(岡田克也幹事長・三重3区)と、県南部での議席獲得に自信を見せています。
公明は都議選への応援とあわせた連日の動員で比例の支持拡大に奔走。定額給付金などを自党の成果として声高に宣伝しています。
全選挙区に候補者を立て、憲法「改正」などを訴える幸福実現党も、主要駅での街頭宣伝やビラ配布と活発な動きを見せています。
日本共産党三重県委員会は、東海フロック2議席以上獲得に責任を果たそうと、比例8万3000票以上の得票をめざしています。
まずは、都議選告示の7月3日までに対話・支持拡大数で得票目標を突破しようと、支部・後援会に奮起を促し、「赤旗」集金時の訴えや電話作戦の強化を呼びかけています。
雇用破壊が深刻な北勢地区で、派遣切りされた労働者が相次いで入党し、党への支持を広げるなど、党内には新たな活力ももたらされ、「選挙資材を常に持ち歩き、毎日支持を訴えている」「『総選挙は2票。比例は共産党へ』の訴えが効果的」などの経験が各地に広がっています。
(2009年6月25日 「しんぶん 赤旗」)