岡野市長候補、４市議候補に期待広まる【10.01.22】

中３まで医療無料・高齢者に無料バス券を

　1月24日告示（31日投票）の津市の市長選と市議選（定数36、2減）で、日本共産党は、市長候補の岡野恵美氏（57）と、市議候補の豊田みつはる（61）、和田甲子雄（62）、藤本ともこ（48）＝いずれも現＝、長谷川ゆきこ（58）＝新＝の4氏が、勝利をめざしてフル回転の奮闘を続けています。

　日本共産党は、自民・公明と民主の相乗りという時代遅れの「オール与党」議会が、現市長（元民主系県議）となれ合って、くらしに冷たい政治を続けている津市政を厳しく批判。「子どもの医療費を中学校卒業まで、病院窓口で無料に」「70歳以上の高齢者がすべてのバスに乗れる無料バス券の支給を」など、市民の願う施策の実現を、財源も示して訴えています。

　日本共産党の訴えが市民に広まるにつれ、「県庁所在地なのに他市町の福祉の取り組みと比べて恥ずかしいとは思わないのか。市長は福祉の心がなさすぎる」など現市政への不満や、「『中学校卒業まで医療費無料を求める』請願に共産党を除いたすべての会派が反対したなんて驚きです」など、くらしに背を向ける「オール与党」への怒りの声が、日本共産党事務所に次々寄せられています。

　岡野市長候補には、「よく出てくれた」と出馬表明を喜ぶ声が相次ぎ、擁立発表を報じた日本共産党のホームページをコピーして客に配る飲食店主など「勝手連」の動きも広がっています。

　各市議候補に対しても、市民要求を代弁してきた日本共産党議員団の抜群の実績の上に、国政での政治の流れの変化もあって、保守層を含めた幅広い市民からの支持表明の声が、これまでになくわき上がっています。

　それだけに、とくに市議選では他の陣営から「共産党は大丈夫」とのロコミ宣伝が強まっています。現実の選挙戦は、定数減のもとでの少数激戦の様相で、当選ラインが大きく上がっており、前回票を倍増しなければ議席の獲得は、なし得ません。

　日本共産党津市委員会では、政治をさらに前に進める日本共産党の役割を訴える宣伝戦を強めるとともに、思い切って支持者に依拠して選挙の「担い手」を増やし、支持を広げ尽くすことが選挙勝利のカギだとして、後援会員に奮起を促しています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2010年1月22日　　「しんぶん　赤旗」）