選挙情報−地方選挙
定数減の中 3氏当選【14.04.22】
三重・熊野市 南伊勢町
20日投開票された三重県の熊野市議選と南伊勢町議選で日本共産党は、いずれも定数減のなか、立候補した3氏がそろって当選しました。
熊野市議選(定数14、2減、立候補16人)では、現職の山田実氏(40)が新人も含め有力な候補が並んだ少数激戦を勝ち抜いて議席を守りました。党派別当選者は日本共産党1人、公明党1人、無所属12人。投票率は77.83%で前回を2.25ポイント下回りました。
山田氏の得票は540票(得票率4.47%)で、前回市議選から163票の減。昨年の参院選比例票からは23票増。山田氏は、子ども医療費の高校卒業までの完全無料化や介護保険料の減免など市民の願いに沿った政策を、暮らしを守る党議員の役割とともに訴えました。
南伊勢町議選(定数14、2減、立候補17人)では、現職の手塚いくお氏(70)と昨年の町長選に町議を辞して立候補した元職の岡田和夫氏(59)が現職同士の大激戦を制して当選し、複数議席を回復しました。
党派別当選者は日本共産党2人、無所属12人。投票率は78.27%で前回を2.90ポイント下回りました。
手塚、岡田両氏の合計得票は1393票(得票率13.98%)。前回町議選からは145票、得票率で2.89ポイント増やし、昨年の参院選比例票を2.15倍にしています。
手塚、岡田両氏は、中部電力が同町芦浜への原発立地を今も諦めていないなかで、一貫して原発反対を主張してきた日本共産党が2議席を得ることが原発推進勢力に痛打を与えると強調。町立老人保健施設の建設や若者定住の促進など暮らしを守る政策も掲げ、支持を広げました。
(「しんぶん赤旗」2014年4月22日付けより)